制定 平成12年11月19日
改定平成年月日
大阪愛蘭会 審査規定
第1条目 的
本規定は、本会会則第3条ハ項の事業を実施するに当たり、その実施方法・評価方法
等を具体 的に定める。
第2条 審査対象
植物分類学上の全ての蘭科植物を対象とする。
第3条 審査と賞の種類
1.会が実施する審査と賞については、以下による。
(1) 本会独自の認定審査で、蘭科そのものに対する絶対点数制 (100点満点)で評価し、そ の点数により、第10条の1項に定める各賞を授与する。
(2)審査の基準は、本規定の第4条以下による。
2、展示会賞審査
(1)栽培賞・努力賞 各例会及び展示会等で、当日出席の審査委員の代表者 (2~3名)により展示株(花) の中から株の状態・花付き・花の状態・出品者の栽培歴等を考慮し、栽培賞・努力賞を 決める。
(2) 人気投票
各例会等で、当日の出席者により展示株の中から3株を投票してもらい、1位~3位を決める。
(3)上記(1)項(2)項の展示会賞は、それぞれを点数に換算、年間集計し、年間協力貫とし て評価・表戦する。(具体的には、別途定める。)
(4)特別賞(冠實) 当日出席の審査委員及び会長・副会長(場合により、賞授与者側が)により競技の上、決定する。(具体的には、別途定める。)
3、年度實警?(具体的には、別途定める。)
(1) 認定審査結果による賞
*年間景高得点實(今周を週し、最高得点で入賞した株に与える)
*パフィオ最高用点賞(年間を通し、パフィオの最高得点で入賞した粋に与える償)
*カトレア最高門賞( 年間を通し、カトレアの最高得点で入賞した株に与える賞)
*その他量高得点賞(年間を通し、パフィオ・カトレア以外の最高得点で入賞した株に与える賞)
*年間最多入賞賞(年間を通し、入賞株を多く出品した者に与える質)
(2)会・展示会等での入賞点数年間集計結果による賞
*年間最多人気投票賞 (年間を通し、多くの人気投票で入賞した者に与える賞)
*年間協力賞 (年間を通し、多くの入賞得点をした者に与える賞)
第4条 審査員
本会会則第6条に定める委員で、本規定定時の審査委員並びに、研修審査員の観を終了 し、委員として総会で承認された者。
1.研修審査員
(1) 審査委員2名以上の推薦により、審査委員会の承認を得て研修審査員として登録後、次の条件を整え、定められた研修プログラムに参加すること。
(a) 本会の会員であること。(入会年度の翌年から、1年以上在籍)
(b) 無科櫻物栽培の履歴(培年数・栽培規祝、主な栽培品種等)を明際にすること。
(c)他の蘭受好団体での審査員としての経歴を明確にすること。 その後、本会の審査委員として適した断力(買科植物に関する高度な知識と言査に際し この適度な判断力)を有すると審査委員会で認められ、委員会の推薦により、総会の承 脳を得て会長が響査委員に任命する。
(2) 審査員になるための実務
(a)審査通程の保願・審査実習等により、知識の向上に勤めること。
(b) 審査会に於ける審査業務を全面的に補佐すること。
(c) 春査会への出席(窄査実習)、3年以上(20回以上)であること。
但し、当人の履歴、審査力等から曹査委員会が、審査委員として適した能力を有すると 認めた場合は、削町郷編を認めることが出来る。
2.審査委員
(1)審査委員は、常に知験の向上に勤め、国の内外を問わず、健科全般にわたる手術的基礎 知波及び、最新情報を吸収し、身に付けること。
(2)審査委員は、次の知識と虎力を有すること。
(a)広く一般に栽培されている品種に関して、審査に必要かつ十分な知識を有すること。 又、一般的でない品種に関しても、少なくともその基礎的な知階を有すること。
(b) 原種を割に使った交配では、その特性を十分把握し、判断できること。
(c) 自己の好みと偏見にとらわれず、公平且つ、客観的な判断を下すことができること。
(d) 自己の判断に基づく意見を、明確に表現できること。
(e)年9回以上、審査会に出席すること。
(3)畜査委員長は、本金の審査活動を統括し、審査会の運営が滞りなく進行されるよ
う、次の任務を行うこと。
(a) 月例会での審査対象粋の審査活動を主催する。
(b) 月例会や展示会での記録を基に年度賞の選考と決定を行う。
(c)必要により、審査委員会を招集し、新品の基準に関する判断等、審査実施についての技術的問題の技を行う。
(d)必要により、例会展示花について会員へ説明・解説を行う。
(e)育に、研修審査員の数を心掛け、研修審査員から審査委員への登用に際し、それぞれの候補者の水気活動を行う。
(f)審査規定の制定・水期の黒の寝、作成を行う。
(g)審査員安指先失に際し、容器・勧告及び、結果の要員会・全への報告を行う。
(h)審委員及び、研修審査員の最新名簿を、年1回年度始めに作成し、公表する。
[i] 安委員会の職員は審査委員長が、審査会の議長は審査委員長又は、当日出場の書査委員の互選による。
3.審査委員の実資格密失
(1) 本人の申し出により、審査委員会がこれを認めた場合。(但し、委員会・総会での事項とする。)
(2)審査会の目的及びその遅官に著しく反する言動等により、審査会の運営に大きく支障を きたす(又は、明らかに支曜をきたす恐れがある)と判断され、審査委員会からの要 により、委員会で認められた場合。(但し、総会での報告事項とする。)
第5条 審査受付
1. 原則として、本会会員の当日出品された花(株)について行う。
2、審査は、例全又は展示会に出品された株()の中からピックアップし、行う。 出品者が事前に雪をを辞退した場合は、これに従い審者対象から外すが、審査実施役の結果 「に対する辞退に詰めない。
3. 審査は、花付き様を対象とし、切り花は対象としない。
4、審査は、出品者が出品茶(花)に添付した出品票の内容に基づを実施するが、その内容に疑 物を生じた場合は、審査から除外できる。又、不備に気付かず審査し、その後に不備が判明 した場合、その内容によっては、入賞記録を取消すことが出来る。
5. 審査は、出品されたその時の状態で行なう。(過去又は、お来の状態を想像して審査しない。) 審査できない状態・半撃のある場合は、審査しない。
6、明らかに病気にかかっていると判断できるものは、審査から除外できる。
7. 審査花に、キズ・シミ・西影状態・カラーブレーキング等、審査に耐えないと断できる欠 点の有るものは、除外できる。但し、搬入中のやむを得ないもので、その花木来の資資を摂 なうことがなく、優秀花としての判断に支障がないと審査委員の過半数が判断した欠点のる るものは、審査の対象とする。
第6条 審査株
審査対象教は、以下のような最も望ましい状態で提出されていること。
1. 鉢や株全体は、清潔に保たれていること。
2. 支柱は、あくまで花茎を交える雑肌のためのものであり、花茎をさせたり、直立させた り、故意に正してはならない。
支柱等で花落を支える場合は、第1花の子孫の下までとする、但し、分社のある場合は、1分後の下部までとする。 (花草や株を支持等で支えてある場合、審査中必要に応じ、取り去ることができる。)
3、人工的操作等により、花や花茶等を故意に望ましい状態にしないこと。(加工が明かがで あると齊査委員が判断した場合、画除外できる。)
4、寄査対象花は、完全に隔を切った状態であること。
5. 多花性品種の場合、1花茎の開花が3以上及び、警花数の半数以上が開花していること。 報し、多花性品種であっても、順次咲きの場合は、この限りでない。
又、カトレアにあっては、1花室2輪以上の着花を原とするが、一部の品(プクリポラ・レリア等)にあっては1花茎1輪でもよい。
第7条 審査方法
1.審査は、第11条の審査基準に従い実施する。
2、春者会出品者は、要?委員・研修審査員に限る。但し、濃長が特に認めた者は、入場できる。
3、審査会に於いて、激だは、変査対象具に関する出品者の参考意見・考資料等を瀬取する ことができる。
4.入賞は、当日出席審査委員の返牛数が認めたものとする。
5、審査委員は、この出品株を審査でもない。
6.容?委員は、審査対象株(花)に対する知識不十分な場合、採点を辞退できる。
7、審?委員は、採点に際し、他人と相談してはならない。
8.審査委員は、容寵的・冷静に判断し、自己の好みで判断してはならない。
9.評価点は、各審?委員が絶対点数料(100点満点)で採点し、その平均値(小数点以下2
桁 目を四捨五入する。)とする。
10、各審査委員が、採点票を提出(当日査員のの出席状況によっては、点数申告の略
式によっ てもよい。〉後、各資金についてお願することが大切である。特に、平均
値が80点、90点 近辺の場合は、よくお醸しておくこと。
耐源の結果、白己採点の変更が必要と判断した味査委員は、直ちに自己採点の変更が
できる。
11. 各審査委員の採点に5点以上の差が生じた場合、艦長は、最大と最小採点者の見
解を聞 た後、全審査要員に、採点のやり直しを実施し、その結依抗5点以上差がある
場合は、 最大と最小の提点各1つを除外した平均館を評価点とする。
12、審査会に於いて疑義が生じた場合は、顔長定で決める。
第8条 採点配分
審査に於いて、採点する場合の各部位に対する配点は、次による。
(原種、交配種、共通とする。)
総会 花形花色花弁質
花序,花付
花茎,花数
合計
15 25 25 10 10
100
カトレア
15 25 25
10
10
5
10
100
パフィオペディラム
15 30 10
16
10
5
100
デンドロビウム
15
25 25
10
10
10
100
スプレータイプ
15
25
25 10
5
10
70
100
第9条 審査基準
1. 原種は、その極のもつ通常の特徴を考慮した上で、花形・色・花茎などの点で、明らかに優れた形質・登質を持っていること。
2、原理同士の交配や、原種の特係を強く望む交配では、必ずしも下記の基準をたさなくても 良いが、夜方への反りや溢れがなく、全体的に闘和が取れていること。各弁の幅や長さは、 交配親の何れか一方と同等か又は、それ以上優れていること。
3、交配種は、観賞価値を基本とする。 花形・花色・弁賀など、交配の目的から明らかに優れた形質・資質を持っていること。 花径は、大型を基本とするか、交配の目的によっては中型・小型であってもよい。 又、原種との交配に於いては、原種の優れた形・資質を引き出すことが目的の場合があ り、必ずしも上記に合致しなくても、基本的な交配親の花を考慮し、花容全体を評価するこ と、低し、最有的飯値から隔たりがないこと。
第10条 審査結果
審査結果の処理は、以下による。
1.75点以上は、人質とし、認定書とメダル(メダルの投与は、出品者の希望による。)
を授与 する。
(1)75点以上,80点未満の場合は、HCC賞 (Highly Commended Certificare) を授与する。
(2)80点以上、90点未満の場合は、AMT (Award of Merit) を授与する。
(3)90点以上の場合は、FCC賞 (First Class Certificate) を授与する。
2. 入賞株に付けられた個体名が、既に同一品種に使われている個体名と紛らわしかったり、不 適当と思われる場合は、入賞者に対して個体名の変更を求めることができる。
3、1つの個体に対して、複数の認定書(点数更新)を授与できる、但し、審査結果が、過去の 入賞に比べて評価点が同等か下まわった場合は、認定書は発行しない。
4、雪査株が、RHSへの未登録料で入賞した場合は、RHSに登録後、その品種名を審査
委員会へ 報告するよう努めること。
第11条 入賞記録
審査料了後、記録係は、記録票に入賞花の必要取項を記入し、写真係は、直ちに写真撮影を 行う。
議長は、祭の必要事収の記入の確認をし、記録に返却する。
記録係は、必要事項の関係部署への報告と、その後の保管・管理をする。
L 入賞花の必要事限は、
(1) 花基の歌・開花の数・蕾の数
(2) ステムの長さ花茎の根元から最上花の子別の下までの長さを計測する。
(3) 花茎の計測
開花の適当な物のみを対象として、その花の各部位を新調する。
(a) 自然展開(N.B.: Natural Spread) 自然に反発した状態での花全体の最大部分の水平学位と直部位をおする。
(b) ドーサルセバル(上顎片) (DS Dorsal Sepal)
花の上部に位置するセノバル(上片)の最大幅と付け額から先端までの長さを計測する。
(c) ラテラルセパル (下顎片) (LS: Lateral Sepal)
花の下部に位置するとバル (下部片)の最大幅と付け根から先端までの長さを計 愛する。パフィオの場合のみペントラルセバル (下片) (VS/Ventral Sepal) とし てます。
(d)ペタル(花弁) (P.: Petal)
上記(b)有と同様に、ベタル(中)の最大幅と長さを計置する。
(e) リップ (唇弁)(L.: Lip)
上記(b)慣と同様に、リップ(弁)の最大と長さを計測する。
(4)形状・色彩・弁質等の特発を審査委員のコメントを加えて記述する。(お略可)
第12条 認定登録料
1、審査の結果、入賞した株に対して認定書とメダル (出品者の希望により省略でき
る。)が発行され、金の入賞記録で管理されるが、認定と同時に以下の認定登録料を
納入しなければならない。
一度納入した認定登録料は、その後何らかの事情により入賞が取り消された場合でも
返却は しない。
醤査の結果
正式版定登録料 (認定書とメダル)
略式認定登録料 (認定書のみ)
FCCT
15,000円
10,000円
AM賞
8,000円
5,000円
BCC賞
5,000円
3,000円
第13条 対外審査
1、会の友好団体又は、会が認めた所からの審査依頼に対しては、会の原色に支障がない限りこ れを実施する。
2. この場合は、OOSの審査規定に従い実施し、審査株(花)1枚に付き審査料として、\1,000 円を申し受ける。
又、審査の結果入賞した場合は、それぞれの買に従い、正式定登録料を申し受け、認定書 とメダルを授与する。
3. この審査のために必要とする費用については、都度審査依頼団体が支払うものとする。
4、具体的には、依頼を受けた団体毎に都度、必要に応じ別途取り決めるものとする。
以上